【アウラチャンの図】
脱臼マンにはオーバーレイがわからぬ。
脱臼マンは、超アナログ人間である。
鉛筆を削り、紙に描いて暮らしてきた。
けれども完成絵の色の落ち着きに対しては、人一倍に敏感であった。
脱臼マンが自覚している悪い癖がある。
それは「仕上げに問答無用でオーバーレイレイヤーでピンクかオレンジ色を重ねる事」である。
オーバーレイが実際どういう機能なのか分からないけど、全体の雰囲気が明るくなって、色調にまとまりも出るからついやってしまうのだ。
無論、オーバーレイとはなんぞや?と調べた事は何度もある。何度でも忘れるのである。
【ピンク色のオーバーレイレイヤーを重ねる前】こちらの方が透明感があって好きだという諸氏もいるだろう(ネックレス塗り忘れてるけど…)
今また調べてみたら、オーバーレイは、なんか明るいところはより明るく、暗いところはより暗くなるらしい。本当かよ!?(本当だと思います)
たぶん、オーバーレイを重ねる事自体は間違っていない。問答無用というところが悪いんだと思う。
悲しいのは、ピンクのオーバーレイを重ねたりすると、既にあった色が抜けたり変わったりしてしまうこと。その部分だけオーバーレイレイヤーを消したりすれば良いのか…?でもそしたらオーバーレイでせっかく色調揃うのに意味なくね?うわあああああ(発狂)
そんな色使いが下手くそな脱臼マンであります。
こちらのアウラチャンの図ですが、ラフと仕上がりの違いがありすぎて、「作品を練るとはこういうことだ」という感じで面白いので、よかったら見ていってください。
【一番最初のラフ】線が死んでますよね。ここからスタートです
【次の段階】ぐっと良くなりましたが、お顔がなんだかアウラチャンぽくない。絵そのものも紙の中央に描き直しています
【最終に近い線画】目の位置を修正し、よりバランスの良いお顔になりました
こんな感じでアナログ脱臼マンはちまちま修正しております。紙が死にそうになることもしばしば。
せめて柔らかい鉛筆を使おうと4Bの鉛筆を愛用しておりますが、お陰で作画時は手が真っ黒になります。
ただその手を汚す事が、幼少期の泥団子作りみたいな感じで楽しかったりします。
こちらのアウラチャンの絵、オーバーレイ無しのブルー基調の方はとても澄んでて綺麗だけど、やっぱりピンクが入っている方が生きてる感じがして個人的には好きだな。朝焼け感もあるし。
吹き抜ける風に願いを託している、そんな風に見えて脱臼マンはお気に入りの絵です。
しかし問答無用でオーバーレイを重ねるのはどうにかせんとな…
【今年は兎年だったから急にうさぎを抱っこさせられるエスティニアンの図】