【アウラチャンの図】
比較して何かを落とすというつもりはないですが、羽角アウラチャンはかなり描きごたえがあるキャラクターな気がする。
最大の特徴である板状の角は、「羽」という言葉のイメージとしては少し儚げな感じがするものの、実際にまじまじ見てみると意外なほど力強く、やや下方へ向かいつつ、八の字に後側へ長く伸びている。この意外な野性味と斜めのラインがとてもかっこいい。
加えて、この図のアウラチャンの場合はティアラ状の鱗もある。絵的にこれがかなり良い仕事をしている。この絵の場合髪の毛が曲線を描いているので視線が流れやすいが、額の鱗がある事で目が留まるポイントになる。そして、人外感というか、「人間ではないですよ」という感じが出しやすい=世界観を伝えやすいというのもある。あると思いませんか。
脱臼マンは羽角アウラチャンを作ったことがないけど、もし作る機会があったら絶対につけたいと思いました。アウラチャンに限らず、お顔とその他のパーツが別々に選べたら良いのになあ。
【鉛筆画】色塗りが……
この絵に関しては、本当はもっと可愛く色を塗りたかったのですが、色使いが渋くなりすぎた事は反省点だったりします。今見ると、黒い鎧が重くなりすぎてしまうのではと慎重になりすぎている感じがしますね。逆にもう少し鎧をバキッと塗ってしまっても良かったかも知れない。
個人的に戦士(このアウラチャンは戦士でした)は渋くてかっこかわいいというイメージがあるので、それに引っ張られたんでしょうかね。もう少し完成形のイメージをしっかり持てるようになれたらいいですなあ。
とは言え、線画は大のお気に入りです。さあ、次はどんな冒険をしようか、という感じで、吹き抜けていった新しい風に髪を掻き上げる…そんなイメージで描きました。
【ラフの図】リラックスした表情が可愛く描けている
ラフもラフで可愛く描けているから載せちゃおう。鎧とかの都合でお顔が結構隠れてしまう事が分かって、この後諸々調整したような気がする。ラフ段階の方がキャラクターものんびりした顔してます。
しかし改めて完成絵を見ると悪くはないですね。髪の毛の色とかモデルさんの髪色よりも濃くなってしまっているんですが(すみません)、これはこれで深みがあって綺麗な気がします。淡い色を使うのは難しいのですよ…
【別の機会に描いた同じアウラチャンの図】
何をとは言わないがいささか盛り過ぎたかも知れない……だが後悔はしていない。
以上です。
以上です。